たまたま、FX業者の面白い広告?にぶつかりました。
ちょっと内容を引用しつつお話ししましょう。
内容を引用はしますが、説明を追加して、表現も変えます。
購入ドル額÷レバレッジ*レート=維持証拠金(取引するのに必要な金額)
になります。
1万ドル、1ドル100円とすると、
レバレッジ1倍 10,000ドル÷1*100円=100万円
レバレッジ10倍 10,000ドル÷10*100円=10万円
レバレッジ100倍 10,000ドル÷10*100円=1万円
レバレッジ200倍 10,000ドル÷10*100円=0.5万円
となります。
1万ドルを買うための保証金が、
レバレッジ10倍の業者なら10万円、
レバレッジ200倍の業者なら5千円
です。
これは正しい。
次に、仮に1円円高になった、つまり1ドル100円が99円になった場合を想定します。
買ったのが同じ1万ドルですから、
購入ドル額*為替変動分=為替差損益
になり、どちらも、
10,000ドル*(-1円)=-1万円
です。
ですから、維持証拠金の金額に関係なく1万円の損失です。
これも正しい。
「だから、レバレッジが高い方が良いじゃないか」
と某FX業者はいいます。
実は、これも論理的には正しいんです。
但し、まだ買えるから、買っちゃえ、っていう人には最悪です。
買いすぎたら、急激な変動時に、地獄行きです。
私も近いことを二度してしまったことを告白します・・・・・・既に何回か言ってますが。
つまり、投資家が「投資全体でいくらの損失額までは良しとしよう」と意識している場合に、その範囲ならレバレッジが高いと有利なんです。
ここからは算数が多くなります。
簡単な式ですが。
仮に元手を100万円で考えていましょう。
分かりやすく、50%の50万円でドルを買うことにします。
実際なら買いすぎですね。
つまり維持証拠金50万円までドルを買うということです。
1ドル100円とします。
維持証拠金÷レート*レバレッジ=購入ドル額
です。
レベレッジ10倍なら、
500,000円÷100円*10倍=50,000ドル
です。
レバレッジ200倍なら、
500,000円÷100円*200倍=1,000,000ドル
です。
当然ですが、両者はレバレッジが20倍違いますから、同じ維持証拠金なら購入ドル額も20倍違います。
では一円の円高になった場合の差はどうでしょう。
購入ドル額*為替変動分=為替差損益
ですから、
レバレッジ10倍なら、
50,000ドル*(-1円)=-50,000円
で、
レバレッジ200倍なら、
1,000,000ドル*(-1円)=-1,000,000円
です。
元手-維持証拠金-為替差損益=有効証拠金
ですから、
レバレッジ10倍なら、
1,000,000円-500,000円-50,000円=450,000円
で、
レバレッジ200倍なら、
1,000,000円-500,000円-1,000,000円円=-50,000円
です。
実際はレバレッジ200倍なら、このケースには、1円の円高になる前に強制決済されます。
で、このケースで、レバレッジ200倍でレバレッジ10倍と同じ50,000円の損失で済ませられる証拠金の額を計算してみましょう。
為替差損益÷為替変動分=購入ドル額
です。
1円の円高ですから、
50,000円÷1円=50,000ドル
です。
当然ですね。
評価損は買ったドルの金額に依存していて、証拠金額に依存しないのは、某FX業者の言うとおりですから。
では、レバレッジ200倍で、5万ドルを100円で買って、1円の円高になった場合の有効証拠金を計算してみましょう。
必要な維持証拠金は、
維持証拠金÷レート*レバレッジ=購入ドル額
つまり、
購入ドル額*レート÷レバレッジ=維持証拠金
ですから、
50,000ドル*100円÷200=25,000円
です。
元手-維持証拠金-為替差損益=有効証拠金
ですから、
1,000,000円-25,000円-50,000円=925,000円
です。
レバレッジ10倍の場合には45万円しか有効証拠金が残りませんでしたから、レバレッジが大きい効果が出ているわけです。
レバレッジ10倍の場合の損失は、100万円と45万円の差額の55万円でした。
レバレッジ200倍の場合の損失が、55万円になるのは購入ドル額がいくらの場合か計算してみましょう。
元手-維持証拠金-為替差損益=有効証拠金
ですから、
維持証拠金+為替差損益=元手-有効証拠金
で、
維持証拠金+為替差損益=1,000,000円-450,000円=550,000円
です。
正確には維持証拠金と為替差損益の合算が55万円ですが、概算で足りる話しなので、仮に40万円の為替差損として計算してみましょう。
1ドル100円の円高で、為替差損が40万円発生する購入ドル額は、
為替差損益÷為替変動分=購入ドル額
ですから、
400,000円÷1=400,000ドル
です。
購入ドル額÷レバレッジ*レート=維持証拠金
ですから、
400,000ドル÷200*100円=200,000円
です。
元手-維持証拠金-為替差損益=有効証拠金
ですから、
1,000,000円-200,000円-400,000円=400,000円
です。
レバレッジ10倍の有効証拠金45万円より5万円減りましたが、まあ大体同額ということで。
実際のFXは通常1万ドル1ロットなので、こういう微調整はできないので。
つまりレバレッジ10倍の5万ドル(50万円)と、レバレッジ200倍の40万ドル(20万円)は、ほぼ等価ということです。
但し、これは1ドル100円で、1円の円高という仮定の計算です。
実際には、こういったロジックを使って、リスクをどの程度取るかを考えて、破綻しない範囲で証拠金を運用することになります。
ですから、個々の取引を考える前に、投資全体を考えるわけです。
何か算式が多すぎましたね。
でも、こういう算式をEXCELなんかに、埋め込んでおくと便利です。
以前は、それで随時チェックしました。
最近は定期的にチェックして、方針を決めていますが。
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