TKY株式市場は小反落です。
いまだ信用収縮への警戒心は強いようです。
JPYはやや円安に振れていますが、大きな動きにはなっていません。
円キャリー取引の復活とはいかないようです。
日本でのFX個人投資家は、原則的には円キャリー取引をしているので、まだまだ警戒心が強ういということでしょう。
今一ですね。
さて、今日は久々に書籍の話題でもしましょう。
松岡圭祐氏の千里眼・新シリーズです。
今年に入って、最初の三作が一気に刊行され、その後は中2ヶ月で一冊ずつ刊行されています。
5月には「千里眼の教室」が刊行されました。
いじめ問題と世界史未履修問題を扱っています。
トピカルなネタですが、いつもの世情に先行するテーマではなく、後追いのテーマです。
しかし、特にいじめ問題は出口のないテーマなのですが。
いじめ問題と世界史未履修問題の二つを抱えている高校の生徒達が、独立宣言をするというお話しです。
独立宣言自体は珍しい設定ではないのですが、今風の道具立てを駆使して、現実的な展開を見せます。
高校が一つの経済社会を構成する様は、なかなか読ませます。
この新シリーズは、架空とはいえ割と現実的な展開を見せるのですが、その中でも秀逸でしょう。
そして、7月、最新刊が「千里眼 堕天使のメモリー」です。
ここで、新シリーズも転換期を迎えたようです。
主人公の岬美由紀の過去が徐々に明らかにされます。
この作品は、旧作(特に文庫版)の主要な敵役であるメフィスト・コンサルティングが登場します。
このメフィスト・コンサルティングは、かなり荒唐無稽な存在なのですが、新シリーズになって、やることのスケールは大きいですが、リアリティは出てきたように思います。
まあ、相変わらず、そこまでやるか、という存在ではありますが。
このシリーズは、岬美由紀が永遠の28歳ということで、過去の作品が毎年1年ずつずれ込むことになっています。
作品上28歳の時の話なのですが、1年後には(名文化されていませんが)27歳の時の話として語られるのです。
ですから、あまり続けていると整合性は取れなくなるはずです。
防衛大学校卒で戦闘機パイロットでしたから、その期間は制約条件になってしまいます。
それは兎も角、次回は9月刊行です。
次回作の「千里眼 美由紀の正体」上下巻と、旧シリーズの全面改稿版(クラッシクシリーズと銘打たれています)「千里眼 完全版」、更にサイドストーリー的な「蒼い瞳とニュアージュ 完全版」が刊行されます。
旧シリーズの内容が心理学の世界では古くなってしまったそうなので、順繰りに全面改稿するのでしょうか。
まあ、松岡氏は過去にも「催眠」の全面改稿版を出版したことがありますからね。
というか、旧シリーズは、まずハードカバーで刊行して、大幅加筆して文庫化されていました。
これが、作品の印象がまったく変わってしまうほどの加筆ですから。
とはいへ、あまりやりすぎると信用を失うかも知れませんが。
それより興味深いのは、「蒼い瞳とニュアージュ」が年内に映像化されるという話です。
実は私はこの作品が好きなのです。
他の作品に比べてスケールは小さいのですが、主人公が魅力的です。
岬美由紀は、カタルシスを引き出す、いわば道具として万能に描かれていますが、一ノ瀬恵里香は岬美由紀のスケールダウンとも言えるのですが、弱さや欠点を持ったヒロインなんです。
ヒーローやヒロインに、そういうところがあると、より魅力的になります。
映像的には大きなスケールにはならないので、映画化はしやすいと思っていました。
ただ、「映像化」というのは何でしょうね。
映画でもTVでもなく、DVDでしょうか。
まあ、それはそれとして、主人公の一ノ瀬恵里香を誰が演じるのか。
身長140センチ台半ば、25歳にして10代にしか見えず、渋谷ギャル系ファッションという外見(この登場シーンは圧巻です)。
松岡ファンの間では、矢口真里のイメージが定着しており、また彼女には演じて欲しくないというのも定着しているようです(演じて欲しいという人もいるようですが)。
外見的にはぴったりですが、演技力的に無理だろうと。
読者は矢口ファンではなく、松岡ファンですからね。
それに実は結構難しい役なのです。
そういえば安達祐実を押す声もあるようです。
小柄ならいいんでしょうか。
まあ、演技力は上かな。
少し背が高い(10センチくらい)ですが、貫地谷しほりなら十分でしょうが、NHKの連ドラを撮ってますからね。
彼女で見てみたいものですが。
「映像作品は原作のコピーである必要はない」というのが、私の持論ですが、原作のコピーも見てみたいとは思います。
出来が良ければですが。
ちなみに一ノ瀬恵里香には実在のモデルがいるそうで、外見を矢口真里に似せたわけではないそうです。
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