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2007年10月 1日 (月)

大相撲の岐路

時津風親方の解雇は決定的でしょうね。
しかし、相撲部屋といえば脱走と連れ戻しがセットみたいなもののようですね。
藤島部屋(大関貴ノ花(初代)が復興、現貴乃花部屋)でもあったそうです。
最初期の弟子に現在の千田川親方の安芸乃島がいたのですが、彼にも脱走経験があるそうです。
もっとも、初期の藤島部屋の弟子は、いわば子供ばかりで稽古が辛い上に、面倒を見る先輩力士がいなくて、親方の留守中に集団で脱走していたようです。
こういうケースは別にして、大部屋で世代もばらつきがあり、先輩力士もいる部屋でも起きています。
殴られて脱走、連れ戻されて殴られる。
この裏には部屋に払われる力士養成費の存在があると言われています。
現在、協会から部屋には一人の力士につき年間186万円が支払われているそうです。
給料所得者は親方と関取(十両以上)だけで、取的(幕下以下番付に載っている力士)は場所手当のみ(行事、呼び出し等は除く)です。
従って、部屋の運営費は最低限で親方の給料と力士養成費となります。
取的がある程度いればスケールメリットが出て、一人当りのコストは下がります。
関取がいない部屋でも、十分とはいえないまでも運営できるのはこのためです。
この仕組みのため、出世の見込のない力士が現役のままでいる弊害を指摘する声は、大分以前からありました。
かっては一定年数で幕下に上がれなければ強制的に廃業になったそうですが、現在はそういった規定はありません。
そろそろ見なす時期かもしれませんね。

ただ、もっと問題なのは日本相撲協会のあり方でしょう。
そもそも協会が財団法人になったのは、昭和天皇が摂政宮時代に下賜された奨励金から摂政宮賜杯(現在の天皇賜杯)を作ったことにあるそうです。
それまでは営利団体だったのですが、営利団体がそういった賜杯を使用するのはまずいということで、1925年に財団法人化したそうです。
実態は相撲興行中心の団体ですから異論もあったようです。
現在では相撲の普及活動もしていますが、活動の多くは相撲興行にまつわるものであり、そもそも理事になる有資格者は力士出身者の親方です。
元プロの力士でないと、協会運営に参加できないという制度は、はたして財団法人として適切なのかは議論の余地があるでしょう。

いずれにせよ、必要な部分については、外部の専門家による権限のある組織を作るなど、協会の体制を抜本的に見直して、少なくとも力士の安全面の確保をしないと、力士のなり手がなくなるかもしれません。

現在では学生出身の関取が多いので、世代が変わって親方に学生出身者が多くなれば、協会の体質も変わるのかも知れないとも思えましたが、高砂親方を見ると心許ないですし、どうやら時間はかけられない気配ですね。

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コメント

力士養育費は問題ですね。将来出世見込みなしの力士見習いでも部屋にいたら「米びつが潤い」ですからね。

時津風の疑問点はもうひとつ。なぜ死なせるまで憎しみで殴ったか。

かわいい弟子ならそこまでやらないでしょうし。

親方がビール瓶で殴り兄弟子が金属バット。よほど恨みを買うことがあったようや雰囲気。脱走3回以外に

投稿: n_d | 2007年10月 2日 (火) 00時02分

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