リンダ リンダ リンダ
頭痛対策に指圧に行ってきました。
少し楽になりましたが、いつもの60分ではなく90分にしておくべきでした。
目の奥も痛い。
眼精疲労でしょうか。
さて、「スウィングガールズ」(2004年公開)の影響かどうかは知りませんが、同様にガールズバンドものの「リンダ リンダ リンダ」を借りて見ました。
「パッチギ!」のことを調べていたとき、本作が2005年のキネマ旬報ベストテンの6位だった(1位は「パッチギ!」)ということで思い出しました。
公開時に気が向いたら見ようと思っていた映画だったのです。
ポスターを見ると、センターが香椎由宇と関根史織(本職のベーシスト、初芝居)、左に前田亜季、右にペ・ドゥナの配置なので、香椎由宇主演だと思ってました。
最近の映画は最初に出演者等のクレジットがないので、予備知識がないと誰が主演か分からないのです(良いことかもしれません)。
で、出だしからバンドを引っ張っているのが(我儘っぽくて、意思決定だけともいえますが)香椎由宇なので、すんなり主演香椎由宇で見てました。
ところが、ペ・ドゥナ登場で様変わり、圧倒的存在感、コメディエンヌとして。
韓国からの留学生で、天然ボケ、日本語が流ちょうではないのでアホっぽく見える(私も英語が苦手なので、英語圏の人からそう見られたんだろうなぁ)のですが、コリア語になると少し性格が変わって、しゃんとしているように見える役。
一部で有名なリアルのだめ(「のだめカンタービレ」の主役
のだめのモデル)は、普段標準語の敬語(方言隠しといわれ
る)で丁寧且つシャイらしいのですが、大川弁(ネイティブ)
になると少し性格が変わるらしい。
主演はペ・ドゥナなんですね。途中で気付きました。
面白い役で、相手の言っていることが分からないと、スマイル&「ハイ」・・・・・・って、日本人か! とつっこみをいれたくなります。
それとも東アジア人に多い特徴なのでしょうか?
ペ・ドゥナは顔全体での演技はしていないのですが、いかにも大陸系の顔なのに目が大きく、よく動いて心理描写が巧です。
インタビュー映像や他の作品の写真を見ると、全然大陸系の
顔には見えないので、多分髪型やメイクのせいなんでしょう。
メインの他の三人は撮影当時18、19歳ですが、ペ・ドゥナは24歳で普段は韓国で年相応の役をやっているようです。でも、高校生に見えます。メイクかカメラか・・・・・・演技力でしょうね。
山下敦弘監督が惚れ込んで、出演交渉したそうです。
相変わらず前置きが長いですが(一応印象に残った出演者は紹介したいので)、本題に入ります。
物語は軽音楽部所属のロックバンドが学園祭のコンサートに参加する話しです。
オリジナル曲を演奏する予定が、ギター担当が指を骨折したため中止。
その近辺のゴタゴタ(らしい)で、キーボード(香椎由宇)とリードボーカル(三村恭代)が喧嘩して、リードボーカル脱退。
それでコピーに変更して「ブルーハーツ」をやることになり、キーボードがギターを担当し、勢いで韓国からの留学生(ペ・ドゥナ)をボーカルに引っ張り込んで三日間の猛特訓の末、演奏。
「スウィングガールズ」とは異なり、コンサートでの演目の練習風景が多く挿入されています。
ギターは苦手なので、最初はヘタで、段々上手になっていきます。
ボーカルはそもそも日本語がやや怪しいのですが、段々発音が良くなっていきます。
とはいえまだまだ怪しい。
ここら辺で心配になってきました。手の内をさらしているので、(多分ラストシーンになる)演奏をどう盛り上げるつもりだろうと。
結果ストレートでした。大きな演出もなく、ただやたら日本語の発音の良いペ・ドゥナの熱唱(大変だったでしょうね。彼女日本語は平仮名が読める程度で、会話は出来ないそうなので)。演奏は本人達のものだそうですが、彼女が一番大変だったのでしょうね。
「スウィングガールズ」では、何にも興味が持てず、若さを持て余していた(または持て余すこともできない)高校生が、ジャズに目覚めてコンサートに出る話しで、彼女達は何かを掴んだんだろうな・・・・・・と思わせます。
一方、本作はボーカルはまったくの素人という設定ですが、他の三人はずっと音楽をやってきた設定で、「学園祭で演奏することに意味などない」と言い放ちます。
勿論四人で苦労して、友情や思い出を育むわけですが・・・・・・言ってみれば、それだけ。
でも、等身大の高校生って、そういうものでしょうね。
リアルといえばリアル。
何も残らないといえば、何も残らない。
でも、爽やかな気持ちにさせてくれます。
特に出だしの演出は好きです。
こういう映画もいいです。
それから指を骨折したギターの子の役は、湯川潮音というシンガーソングライターが演じています。
コンサートに遅れている出演者を待つ間の繋ぎとして歌う設定ですが、圧倒的な声量と美しい歌声、クラッシックの人かと思いましたが、ポピュラー系(ロックらしい)のようです。
インディーズでデビューしていたそうですが、本作公開後メジャーデビューしたそうです。
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